せっかくにきびが治っても、肌に残ってしまうにきび痕。
ファンデーションやコンシーラーでも中々カバーできず、お困りではありませんか?
そこで、ニキビ痕が残ってしまう原因をしっかり知って再発を予防しましょう。また、にきび痕をしっかり消してくれる治療法についてもご紹介します。
目次
ニキビが出来てしまう原因とは?
おでこニキビの原因
おでこに出来てしまうニキビは、睡眠不足やストレスなどによるホルモンバランスの乱れであると考えられます。
人間の体はストレスを感じると緊張状態となり血行が悪くなってしまいます。
すると血流を良くするために抗ストレスホルモンが分泌されますが、そのホルモンの刺激によってニキビができやすくなってしまいます。
また、睡眠不足の場合も、交感神経が優位となり男性ホルモンが多く分泌されるためニキビになりやすいです。
あごからフェイスラインにかけてのニキビの原因
あごやフェイスラインに出来るニキビも、ストレスや睡眠不足によるホルモンバランスの乱れが考えられます。
それに加えて、女性特有の原因として月経周期があります。
月経周期後半になると黄体ホルモンが増えます。
この黄体ホルモンは男性ホルモンと似たような働きをするため、ニキビの原因になる場合があります。
頬ニキビの原因
頬は顔の中でも広い面積なので、ニキビが目立ち気になりますよね。
さらに、ニキビ跡になりやすい場所でもあるので、しっかりとケアをしてあげる必要があります。
頬ニキビの原因は様々ありますが、1番の原因と考えられるのは生活習慣の乱れや間違ったスキンケアです。
思春期や生理前の時期など、ホルモンバランスが乱れやすい時にできやすい他、睡眠不足、ストレス、脂肪分の多い食生活でも影響を受けます。
また、ウォータープルーフの化粧品などを使うと毛穴が詰まりやすく肌に負担がかかります。
ニキビ痕の原因その1
にきびが痕になって残ってしまう原因の一つにニキビの炎症があります。
にきびが発生すると、炎症が起きてしまい赤く腫れあがることがあります。強い炎症が起こると、毛穴周辺の皮膚組織まで損傷し、傷跡となって肌に残るのです。
擦り傷などをしたとき、傷が治ってもしみになって傷跡が残ってしまった経験はありませんか?
にきび痕も同じように、にきびの炎症が繰り返し起こることで肌内部では皮膚組織が損傷し、にきび痕になってしまうのです。
ニキビ痕の原因その2
にきびを自分で潰してしまうことで、にきび痕の原因になることがあります。
にきびを手でつぶすときに、指などに付着している細菌が毛穴や皮膚の組織に入り込み、炎症が悪化してしまいます。
また、にきびをつぶすときに皮膚まで傷つけてしまい炎症が広がってしまう可能性もあります。ニキビは、気になっても絶対につぶさないように注意しましょう。
ニキビ痕に効果的なスキンケア
にきび痕をしっかりケアするには、肌に優しく保湿力が高い化粧品を選ぶことが大切です。
肌の乾燥を招く恐れのあるアルコールやエタノール、肌のバリア機能を破壊する恐れのある石油系合成界面活性剤などが配合された化粧品はなるべく避けるようにしましょう。
にきび痕の種類によって効果的な成分が異なるので、自分のにきび痕の症状に合った成分を選びましょう。
赤みが残るニキビ痕
赤く痕が残っているタイプは、保湿成分や美白成分が配合された化粧品が効果的です。
ビタミンC誘導体は、美白効果のほかにも余分な皮脂をコントロールする効果が期待できます。保湿成分はヒアルロン酸やコラーゲン、アミノ酸などが良いでしょう。
しみや色素沈着が気になるニキビ痕
茶色のしみや色素沈着が残るにきび痕には、美白成分やピーリング成分が配合された化粧品が効果的です。
ビタミンC誘導体や、強力な美白効果を持つハイドロキノンがオススメです。また、高い抗酸化力を持つフェルラ酸や保湿力が高いセラミドなども効果的です。
クレーターになったニキビ痕
凸凹になったクレーターのようなにきび痕にはピーリング成分や保湿成分、繊維芽細胞を活性化させる成分が配合された化粧品が効果的です。
美白効果や抗炎症作用、ターンオーバーを促す作用を兼ね揃えた水溶性プラセンタエキス、保湿力が高いゼニアオイエキス、炎症を抑えるグリチルリチン酸ジカリウムなどの成分が効果的です。
ニキビ痕に合わせた効果的な治療をしたいなら…
にきび痕に合った成分に気を付けてスキンケアをしても、中々改善しないというニキビ痕は美容クリニックで治療をしてもらいましょう。
念入りにケアをしても治らないにきび痕には、フラクショナルレーザーによるにきび痕治療がオススメです。
レーザーによって真皮層まで穴を開け、穴がふさがれる過程によってコラーゲンが再生され、にきび痕でダメージを受けた肌を新しくよみがえらせます。フラクショナルレーザーは、通常のスキンケアでは中々治らないクレータータイプのにきび痕にも効果的です。
ニキビは早めの治療でにきび痕になるのを防ごう
にきびが発生したら、にきび痕になる前に美容クリニックで治療をしてもらいましょう。
軽度の白にきびはケミカルピーリングとイオン導入での治療がオススメです。
ケミカルピーリングで古い角質を取り除き、毛穴の詰まりを解消し肌のターンオーバーを促しながらにきびの悪化を防ぎます。
イオン導入では、皮脂の分泌をコントロールするビタミンC誘導体を皮膚の内部まで浸透させて、にきびを改善します。
ニキビに効果的なプラズマ
プラズマ(ネオジェンスパ)は、光やレーザーとは異なるプラズマを肌に照射する治療法です。ニキビはもちろん、赤みや色素沈着になってしまったニキビ跡にも効果的です。
さらに、しわやたるみ、くすみ、毛穴の開き、肝斑などあらゆる肌悩みへの効果も期待できます。
プラズマは、皮膚の表皮から真皮の浅い層に働きかけ、乱れがちな肌のターンのーバーを促し、成長因子の活性化、殺菌作用によって肌悩みを改善します。
ニキビやニキビ跡にお悩みの方は、プラズマによる治療を受けることもおすすめします。
ニキビは悪化する前に本格的な治療を!
にきびは、市販の薬やスキンケア商品などを使っても治せる場合がありますが、間違ったケアやにきびの症状に合った化粧品を選ばないと悪化してしまうことがあります。
小さいにきびだからと言って油断していると、炎症が悪化してにきび痕になったり様々な肌トラブルの原因になる場合もあります。
正しいスキンケアが出来ているか不安な方は、美容クリニックで相談してみることがオススメです。
にきび痕が悪化すると、簡単な治療では改善しないことも…。
どんなに小さいにきびでも早めに適切な治療をして、にきび痕になるのを防ぎましょう。