目立つエラをすっきりと解消するエラボトックス注射。
気軽にできる施術法から、エラ張りをなくして小顔になりたい方にとても人気があります。しかし、顔がこわばるなど失敗のうわさもあるので、実際に施術を受けるのは抵抗があるという方も少なくありません。ここでは、エラボトックスの失敗や副作用について詳しくご紹介します。
目次
エラボトックス注射の特徴
エラにある筋肉の咬筋は、発達しすぎることで筋肉が必要以上に大きくなり、エラが張っているように見えてしまう場合があります。すると、顔がホームベースのように四角く見えたり、大きく見えてしまうのです。
そんな目立つエラ張りは、エラボトックス注射で簡単に解決することができます。
エラに注入するボトックスという成分は、たんぱく質のひとつで、筋肉の収縮を抑えたり、筋肉の働きを弱める作用があります。クリニックでは、患部の状態をしっかり確認して、適切な量を適切な位置に注入していきます。注入はわずか5分程度で終了し、注入直後から普段通りの生活に戻ることが出来るのです。
また、アレルギーの心配もほとんどないのが嬉しい特徴です。
エラボトックス注射は、エラの筋肉が発達していることにより顔が四角く大きく見える方が、すっきりした小顔になる方法としては、とても有効な輪郭注射と言えるでしょう。エラボトックス注射は個人差がありますが、施術後2~4週間で徐々に効果が現れはじめ、自然に顔が痩せたように細くなっていきます。
エラボトックス注射の副作用について
では、手軽に小顔になれるエラボトックス注射に失敗や副作用はあるのでしょうか。ここからは、考えられる失敗例や副作用についてご紹介します。
食べるときに違和感を感じる?
たべものを噛むときに主に使うのは側頭筋という筋肉で、エラに関わる咬筋は補助のような役割を持っています。そのため、食事をする際に違和感を感じることがあっても、噛むことに少しだるさを感じる程度で、数日間ですぐに慣れるでしょう。
表情がこわばる?
ネットの掲示板などで、「ボトックスを顔に打つと表情がこわばって違和感が出る」という噂を見たり聞いたことがあるかもしれません。
このような表情のこわばりは、ボトックスをエラではなく額に打った場合に出る可能性があります。もともと眉を上げて目を見開く癖のある方は、眉が上がらなくなることにより、まぶたの重さをどうしても感じてしまうでしょう。
しかし、ボトックス注射を打つ位置や量を調節することで、表情のこわばりや違和感を避けることができます。
顔がたるんでしまう?
エラボトックス注射を打って顔が痩せると、その分皮膚がたるむ可能性があります。しかし、決して皮膚の老化が進んだわけではないので、ボトックスの効果が切れると元に戻ります。
内出血が起こる
エラボトックス注射によって、傷跡が残る心配はありませんが、まれに内出血が起こる場合があります。内出血による皮膚の赤みや青みが出る可能性があるのです。しかし、施術後、数日から1週間程度で自然におさまります。
頭痛が起こる場合がある
エラボトックス注射を打った後に、数日間の頭痛が起こる場合があります。この頭痛は自然に治まっていくことがほとんどですが、痛みがひどくて我慢できないようなときは、必ず担当の医師に相談しましょう。
エラボトックス注射を受けられない人
以下のような人は、エラボトックス注射を受けることができないので注意しましょう。
妊娠中や授乳中の人
ボトックスの妊娠中の人や授乳中の人への安全性は確立されていません。それは、赤ちゃんや胎児にどのくらいの影響を及ぼすかがはっきりわかっていないからです。そのため、エラボトックス注射を検討している人は、授乳が終わった時期に施術を受けるようにしましょう。
慢性的な喘息持ちの人
エラボトックス注射は、喘息などの慢性的な呼吸器疾患がある人は、施術を受けることができない場合があります。呼吸器疾患がある人は、必ず医師に申し伝えるようにしてください。これは、エラボトックス注射を打つことにより、病気を悪化させてしまう危険性があるためです。
信頼できるクリニックでエラボトックス注射を受けよう
エラボトックス注射は、メスを使用することなく気になるエラの張りをすっきりなくし、ほっそりした小顔へと近づくことができます。
注射のみの施術で気軽にできますが、ご紹介したような失敗や副作用が起こる可能性があるので注意が必要です。
また、フォトフェイシャルやレーザーなどの施術は念のため2週間程お休みをしてもらいましょう。
エラボトックス注射は、その人の筋肉の状態をしっかり確認し、適切な量を適切な位置にボトックスを注入することで、失敗を防ぐことができます。必ず、信頼できる医師のいるクリニックでエラボトックス注射を受けましょう!