じっくり若返る!最先端のアンチエイジング治療「再生医療」の流れとは?

あなたは5年後、10年後どんな自分になっていたいですか?

「好きな仕事を続けていたい」「大好きな家族に囲まれて元気に過ごしていたい」などいろいろあると思いますが、女性なら「見た目が若くてずっとキレイでいたい!」といった想いもあるのではないでしょうか。

理想は、何年たっても老化せずに若々しくいれることですよね。実は、そんな願いを叶えられる再生医療という治療法があるのです。今回は、肌の再生医療の一つ「真皮繊維芽細胞」について詳しくご紹介します。

未来の美しさを実現するために、今からしっかり計画しておきましょう!

肌老化が始まる年齢とは?

シワやたるみなどの肌老化は見た目に変化が現れてから実感するものですが、実際の肌老化は若いうちから始まっているので注意が必要です。

10代の若い時期は、何もしなくても肌にはハリと潤いがありましたよね。そのため、若いころは特にスキンケアをしていなかった、そこまで紫外線対策をしていなかったという方もいるでしょう。

しかし、肌にはしっかりダメージが蓄積されていて、そのダメージが成長するにつれて肌老化の症状として現れているのです。

また、体内で作られている肌を生成する重要な成分は、加齢とともにどんどん減少していきます。25歳がお肌の曲がり角というように、25歳という年齢は肌を生成する成分が減少し始める「平均年齢」でもあるのです。

とはいえ、肌の老化が始まるのは個人差があります。同じ年齢でも、肌がキレイな方もいれば、肌老化が始まっている方もいるでしょう。このように、肌の見た目に違いが出てくるのは20代後半からが多いです。

真皮繊維芽細胞を使った再生医療について

真皮繊維芽細胞とは、皮膚の真皮に存在する細胞のことで、ハリのある肌をつくるコラーゲン繊維やぷるぷるした肌をつくるエラスチン、そしてみずみずしい潤いのある肌をつくるヒアルロン酸といった美肌に欠かせない成分を生成します。

自分自身の真皮繊維芽細胞を増殖培養して戻すことによって、肌機能そのものを改善し、目の下にできやすいクマや口の横のほうれい線、顔のシワなどの気になる老化現象を治療します

再生医療の治療の流れについて

真皮繊維芽細胞を使った再生医療は、5~10年前の自分の肌に近づく治療法です。では、この再生医療の主な流れを見ていきましょう。

①診察・血液検査

医師による診察後、以下の項目の血液検査を行います。

  1. TPHA(梅毒)
  2. HBs抗原(B型肝炎)
  3. HBc抗体(C型肝炎)
  4. HIV抗体(エイズ)
  5. HTLV-1抗体(成人T細胞白血病)

【1週間後】

これらの項目がすべて陰性であれば、手続き後に皮膚の採取と採血を行います。

②皮膚採取と採血(細胞培養)

耳の後ろから米粒大の皮膚と血液140ml(初期培養分40ml&10cc細胞分100ml)を採取して、それらを使って肌細胞を約10,000倍に増殖させます。

※100mlの血液から10cc分の肌細胞を作ります。

また、米粒大の皮膚から1回60cc分の肌細胞の種が作られるため、10cc使用後は再度100mlの採血を行い、10㏄分を培養します。

③移植約1週間前

移植の1週間以内に水光注射や真皮を刺激するレーザー治療などをすることによって、創傷治癒機転が機能するので、移植の相乗効果が生まれやすくなります。

そのため、このタイミングで美肌治療を行うことがおすすめです。

④繊維芽細胞移植1回目(約30%の効果)

1回目の移植で肌細胞を活性化させます。肌表面麻酔後、注入を行います。注入量の目安は以下の通りです。

  • 額:1cc
  • 両目周り:1cc
  • 頬:1cc
  • 口周り:1cc

顔全体の注入量は4ccとなります。

⑤繊維芽細胞移植2回目(約70~75%の効果)

約1年後に、繊維芽細胞移植の2回目を行います。細胞の定着率が高くなるので、1回目と同じ部位に2回の移植を行います。

⑥繊維芽細胞移植3回目~

3回目以降は、1~2年に一度の継続をおすすめします。

繊維芽細胞が活性化することで肌はどうなるの?

繊維芽細胞による再生医療での治療効果は、フェイスリフトなどのたるんだ皮膚をメスで切除して引き上げるような美容整形とは異なり、治療後すぐに劇的な変化が現れるわけではありません。

しかし、再生医療では肌細胞自体が生まれ変わるので、老化のスピードを遅らせるばかりではなく、肌の弾力とツヤを確実に戻すことが可能です

また、再生医療では50代や60代の方が気になりがちな以下の部分に効果的です。

  • 額の横に伸びたシワ
  • こめかみ部分のくぼみ
  • 頬のたるみやほうれい線
  • 口元に出来るマリオネットライン
  • ハリを失ってシワができた唇
  • 深い横じわができた首元
  • ツヤや潤いがなくなった手

早めの再生医療で高い老化予防効果が!

繊維芽細胞による再生医療を30~40代の方が行うことで、高いアンチエイジング効果を発揮します。肌老化の速度が確実に遅くなり、コラーゲンの量や細胞の数、活性値などが、10年後、20年後に大きな差となって表れるのです。

また、30代や40代の方は気になる以下の部分に効果的です。

  • ニキビやニキビ跡
  • 目尻のシワ、ちりめんじわ
  • 額のシワ
  • 頬のたるみ
  • 目の下のクマ
  • 顔全体のたるみ
  • 目立つ毛穴

再生医療でいつまでも老けない肌を叶えよう

繊維芽細胞は、肌のハリを保つコラーゲンや肌の弾力を保つ皮下組織、そして肌の水分保持の役割を果たすヒアルロン酸を作り出す重要な存在です。

そんな繊維芽細胞を使った再生医療は、あなたのこれからの肌をいつまでも若々しく維持してくれるでしょう。

いくつになってもナチュラルな美しさを保つためには、最新の治療法である再生医療がおすすめです!ぜひ、繊維芽細胞を使用した再生医療で健やかな肌を維持してくださいね。

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