夏は、海水浴やプール遊び、音楽フェス、キャンプなど、楽しいイベントがたくさんありますよね。
しかし、そんな夏は汗が気になる季節でもあります。思い切り腕をあげてビーチバレーをしたり、音楽フェスでワイワイ騒いだりしたいのに、脇汗が気になって腕を上げることができないなんてつらいですよね。
そこで今回は、気になる汗対策をご紹介します。
汗の量やにおいが気になる方は、ぜひ参考にしてくださいね。
目次
汗腺について
汗が出る汗腺には、エクリン腺とアポクリン腺という汗腺の二つがあります。まずは、この二つの汗腺の役割をご紹介します。
エクリン腺
エクリン腺は、体温調節の役割をしており、体のあらゆるところに分布している汗腺です。このエクリン腺から出ている汗はほとんどが水分で、さらさらしており、ほとんどにおいがしません。
アポクリン腺
アポクリン腺は、毛穴に付随している汗腺のことで、脇や耳、陰部、おへそ、乳輪などの限られた部分に集中しています。このアポクリン腺から出る汗には少しの脂質やたんぱく質、アンモニアが含まれているので、たんぱく質が皮膚の上のにおいの細菌によって分解されると、強いにおいがしてしまいます。
汗取りパッド
汗が目立つグレーや淡い色の洋服を着る際は、事前に汗取りパッドを使用するのがおすすめです。汗取りパッドを衣類の脇の下に貼っておくと、パッドが汗を吸収します。
また、抗菌作用や消臭作用があるものもあるため、気になる汗のにおい対策にも最適です。
脇汗を予防する生活習慣を意識する
汗を抑えるには、日頃の生活習慣を改善することも大切です。
特に、食生活は汗の放出を左右します。
バターや肉に含まれている動物性脂肪はアポクリン腺や皮脂腺の働きを活発にします。これらの摂取過多が気になる方は、バターの代わりにオリーブオイルを使ったり、肉を減らして豆腐や卵を多く食べるようにすると良いでしょう。
ストレスをためないことも大切!
精神的なストレスがたまると、汗が出てしまう可能性があります。また、ストレスのせいで汗のにおいが強くなる可能性もあるのです。
ストレスをため込むと、体調が悪くなることもあるので、自分の好きなことや趣味でうまくストレスを発散させることも重要です。
有酸素運動を習慣化する
有酸素運動を習慣化して血行が良い状態を保つと、においにくいサラサラの汗をかきやすくなります。日頃から汗をかく習慣をつけておくことも重要なのです。
軽いウォーキングやサイクリング、水中ウォーキングなどでもよいので、無理のない範囲で続けることをおすすめします。
脇汗防止ボトックス注射
脇の汗を抑えるには、ボトックス注射がおすすめです。脇の下にボトックスを注射器で注入するだけで、汗の量を抑えることが可能です。
汗が出るのは、神経伝達物質であるアセチルコリンというものによって、神経から信号が伝達された結果です。ボトックスはこのアセチルコリンを抑え、神経から汗腺への情報伝達を遮断し、汗が出るのを抑制します。
このボトックスの効果は個人差がありますが、4~6か月程度持続するので、夏の前にボトックス注射をすると、最も汗をかきやすい時期を快適にさわやかに過ごせるでしょう。
水光注射+ボトックスで顔の汗を軽減
せっかくのお化粧が崩れてしまったり、前髪が顔に張り付いたりと、女性にとって天敵の「顔汗」。メイクをしていると顔を洗うこともできないので、どのように対処すればいいかわからないですよね。
そこで、水光注射+ボトックスです。
水光注射によりボトックスを注入することで、顔の汗や皮脂のべたつきを抑える効果があります。
また、毛穴の開きやニキビにも高い効果を発揮するので、お肌の悩みを根本から解決してくれます。
経口薬
汗を抑えるには、飲み薬も効果的です。
抗コリン薬は、汗の放出を誘発する物質が汗腺に到達するのを阻害します。
しかし、この汗を抑える経口薬は脇の汗だけではなく全身の汗を止めるので、便秘や目のかすみ、乾き、ドライマウスなどの副作用が発生する可能性があるのです。
汗対策をしっかり行ってさわやかな夏を過ごそう
いかがでしたか?
大量の汗が出てしまうと、電車の中で恥ずかしい思いをしたり、洋服に汗じみができて周りの目が気になったりしてしまうでしょう。
そんな汗をかきやすい夏は、自分に合った汗対策を行うことが大切です。特に、脇汗にはボトックス注射が最適です。
ボトックス注射は脇の下にボトックスを打つだけで汗を抑えられるので、手軽な汗対策として人気です。
汗を手軽に止めたい方は、ぜひボトックス注射で汗をしっかりケアしてくださいね。汗対策を事前に行っていると、さわやかで快適な夏を送ることができるでしょう。