つらい肩こりが続くと、日常生活に影響を与えてしまう場合もあります。特に、パソコンを使ったオフィスワークをしている方は、肩こりが起きやすいので注意が必要です。また、現代人は、スマホの使い過ぎによる肩こりも増えています。
肩こりが悪化すると、頭痛などほかの症状として現れる可能性もあります。
ここでは、肩こりの原因や肩こり解消法、クリニックでの肩こり治療などをご紹介します。肩こりにお悩みの方はぜひ参考にしてくださいね。
目次
肩こりの原因とは?
まずは、あなたを悩ませる肩こりの原因について見ていきましょう。
運動不足による血行不良や筋肉疲労
体を動かす機会が少ないと、筋肉があまり使われなくなり、筋肉の疲労や緊張が起こりやすくなって肩こりや首のコリにつながります。さらに、運動不足になると血行不良が起こり、肩こりが起きやすくなるのです。
同じ姿勢でのデスクワーク
同じ姿勢で長時間パソコンに向かっていると、肩や首周りの筋肉に緊張が続き、肩こりの症状が現れます。仕事で同じ姿勢をとることが多い方は、肩こりが起きやすいので注意が必要です。
寒さによる筋肉の緊張や自律神経の乱れ
冷房が効いた室内や寒い場所で過ごしていると体に不自然な力が加わり、筋肉が緊張してしまいます。さらに、寒さにより自律神経の乱れを引き起こすので、余計に筋肉の緊張が強まり、肩こりの原因につながるのです。
眼精疲労
スマホやパソコンによる長時間の目の酷使や、メガネの度が合っていないことなどの慢性的な目の疲れが、肩こりの症状を引き起こしている可能性があります。
ストレスによる体の緊張
精神や肉体に強いストレスを受けると、筋肉を緊張させる自律神経の働きが活発になってしまいます。そのため、肩周りや首の筋肉が緊張し、肩こりが起こります。一時的なものなら問題ないのですが、ストレスが続くと筋肉も緊張状態が続き、肩こりが慢性化してしまうのです。
肩こりを改善するには?
それでは、肩こりを改善する方法について見ていきましょう。日常生活でできるものばかりなので、ぜひ続けてくださいね。
肩や首を冷やさない
冬の寒さに身を縮める筋肉の緊張や、夏場のエアコンによる体の冷やしすぎは、肩こりや首のコリにつながります。冷気をなるべく避けて、カイロや蒸しタオルなどを使って肩と首を温めることが大切です。
また、シャワーだけではなく湯船にじっくり浸かって体を温める習慣をつけることもおすすめです。
適度な運動で血行を良くする
運動の習慣がない方は肩がこりやすく、筋肉が凝り固まっている可能性があります。
体に負担がかからず、全身の筋肉をバランスよく使える運動を少しずつ行うようにしましょう。運動が苦手な方はウォーキングやストレッチ、ラジオ体操がおすすめです。自分が楽しく続けられる運動を見つけることが大切です。
仕事の環境を見直す
デスクワークをしている方は、仕事の環境を見直すことも大切です。パソコンの画面との距離は40㎝以上は離して、目線が下になるようにパソコンの位置を調整してください。椅子に座る際は背筋を伸ばして深く腰掛け、キーボードの位置は手を自然に置いた時、ひじの角度が90~100度になるようにします。
また、デスクワークが続くときは、1時間に1回はストレッチなどで体を伸ばすようにしましょう。
肩こりに効くツボ押し
肩こりを解消するには、ツボ押しが効果的です。ツボ押しをすることで、筋肉の緊張をほぐしたり血流を良くすることができるので、肩こりの解消につながります。
【合谷】
合谷は手の甲にある万能なツボです。肩こりや首のコリ、手のしびれなどに効果的です。
場所:手の甲の、親指と人差し指の骨の分かれ目の少し人差し指側にあるツボです。
押し方:親指をツボにあて、気持ちいいと感じる程度の強さで押します。両手のツボをそれぞれ約30回程度、押しては揉みを繰り返してください。
クリニックで出来る肩こり治療
頑固な肩こりを早く治すには、クリニックでできる肩こり治療がおすすめです。肩こりを解消するには、ボトックス注射が良いでしょう。ここからは、肩こりに効くボトックス注射についてご紹介します。
肩こりに効くボトックス注射
ボトックスはタンパク質の一種で、筋肉の収縮を抑える働きがあります。筋肉の緊張が強い肩こり部分にボトックスを注入することで、筋肉の緊張を弱めて肩こりをほぐすことができるのです。
また、肩こりだけではなく、筋肉がガチガチに張ってしまった肩太りの方にもおすすめです。筋肉をほぐすので、肩のラインを滑らかにすることができるでしょう。
ボトックス注射はこんな方におすすめ
- 肩こりにお悩みの方
- 一時的しのぎのマッサージではなく、長期間肩こりから解放されたい方
- 肩太りのせいで上背ががっしりして見える方
- なめらかな肩のラインになりたい方
ボトックス注射の特徴
肩こりを解消するボトックス注射は、メスを使わない注射による治療なので、手術などに比べて処置後のダウンタイムが少ないのが特徴です。そのため、治療後はすぐに日常生活に戻ることができます。
また、ボトックス注射は処置時間が約5~10分程度なので、仕事の休み時間や帰宅途中の時間などを使って治療を受けることができます。
まとめ
いかがでしたか?
肩こりが続くと、頭痛や抜け毛、うつ症状などが引き起こされる場合もあります。つらい肩こりは、放っておかずに早めに解消しましょう。
マッサージやツボ押しで効果が実感できない場合は、クリニックでボトックス注射を打ってもらうことがおすすめです。つらい肩こりをしっかり解消して、ストレスのない毎日を過ごしましょう!